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ちょっと、otonaの悩み。
ちょっと、otonaの悩み。

トレンドのヘアスタイルを取り入れようと毎朝、奮闘している女性は多いですよね。しかし、ボリュームがなく、いまひとつ決まらない…。
女性の活躍が目覚しい中、自分では気づかないうちに細毛や薄毛に。気づいたときにはヘアスタイルが決まらない、サロンからのスタイル提案の幅も狭まっているという悩みを抱える女性が見られます。
今回は、毛髪再生外来を初めとする質の高いサービスで支持を得ている聖心美容クリニックの佐々木直美先生に薄毛と女性ホルモンについてお伺いしました。

  • いまや「薄毛」は男性だけの悩みじゃない!? 少し前までは圧倒的に男性に多いとされてきた「薄毛」のお悩み。ところが近年は女性専門の頭皮外来ができるほど、毛髪の薄さに敏感になる女性が増えています。


    「薄毛治療のためにクリニックにいらっしゃる患者さんの男女比は、男性が6割、女性が4割と、かつてないほどに女性の割合が高くなっています。薄毛に悩む女性が増えたというよりは、治療できる認識が広まったことによる結果でしょうね。実際に毛量が減ってしまっている方から、ハリやコシがなくなったことで感覚的に『少なくなった』と思う方まで、その度合いや症状は様々です。」(佐々木先生)。


    分け目が目立つようになった、髪を結んだときに束が細くなった気がする……。
    このサイトをご覧になっている方の中にも、そんな風に感じている方がいるのではないでしょうか。

  • そもそも「薄毛」の原因って? 男性の薄毛の原因がほぼひとつであるのに対し、女性の薄毛の原因は複合的で一概に「コレ!」とは言えないもの。とはいえ年齢別に見てゆくと、その原因にはこんな傾向がありました。


    「20代~30代前半の比較的若い世代の場合、生活環境におけるストレスや加齢変化、過度なダイエットによる栄養不足などが、薄毛の原因としてよく見られます。そして40代半ば以降の更年期世代の場合は、遺伝的な要因で徐々に髪が減ってゆくパターンか、急激な女性ホルモンの低下により『いきなり髪が薄くなった!』と感じる人が多いようです。男性によくあるように額が“M字”に薄くなってきたら、女性ホルモンの代わりに男性ホルモンが優位になっているサインかもしれません。さらに言うと女性ホルモンの主成分はコレステロールであるため、アブラを一切摂らないような過度なダイエットをすると産生されなくなってしまう。つまり若い世代の薄毛の原因も、ひいては女性ホルモンの低下によることがあるのです。」 (佐々木先生)。


    どうやら私たちが健康な髪をキープするためには「女性ホルモン」に注目することが欠かせないようですね。

  • 「女性ホルモン」が私たちに与える影響 女性ホルモンとは、エストロゲンとプロゲステロン、2種類のホルモンの総称です。この2つはどちらが多くても少なくてもNG。生理のサイクルにあわせてそれぞれがベストな量で分泌されることで、髪や頭皮の健康のみならず、調子のよい肌や新陳代謝のよいカラダを保つことができる。まさに私たちの美を大きく左右する存在なのです。


    「生理が終わる頃から排卵まではエストロゲンが多く分泌され、代わって排卵後から次の生理まではプロゲステロンが優勢になるのが、いわゆる正常なホルモンバランスと呼べる状態。ただしこの“波”には個人差があり、正常な状態であってもその振り幅が大きすぎると肌荒れやPMS(月経前症候群)を招いてしまうことも。もしあまりにヒドイようなら、お医者さんに相談してピルを服用するなどの手もあり ますよ。ピルでホルモンを摂取することで自らのホルモンの分泌を安定させることができ、肌や気持ちが乱れにくく。」(佐々木先生)


    生理がある程度規則正しい周期で来ているか、経血の量や状態に異常はないかなどが、ホルモンバランスの乱れをチェックするバロメーター。毎月のちょっとした違いを気に留めてみるのもいいかもですね。


  • 「女性ホルモン」を整え、美と健康を育む


    女性は、出産や加齢によりホルモンバランスは変化します。私たちのキレイをつくる女性ホルモンのバランスをベストな状態に保つために、当たり前のようでいて一番の要となるのが、バランスのとれた食事と規則正しい生活・睡眠です。


    「オメガ3脂肪酸やビタミン類の栄養素は、特に積極的に取り入れたいですね。具体的には青魚やナッツ類などがオススメ。ただし、それらの栄養素を食材で毎食摂取するのも大変なので。バランスのよい食事を心がけつつ、足りない分はサプリメントで補うのが現実的ではないでしょうか。」(佐々木先生)


    女性ホルモンと言えば、豆乳などに含まれるイソフラボンを思い浮かべる方も多いと思います。ところがこのイソフラボンは女性ホルモンに“よく似た”成分であり、女性ホルモンそのものにはなり得ないとか。それさえ摂ればOKというわけではないので、あくまでもホルモンの欠乏を一時的に補うものとして取り入れるのが正解。


    「加齢に伴って女性ホルモンが低下するのは当たり前のこと。それによりイライラしてしまったり、見た目に変化があったとしても、自分を責める必要はありません。今はその急激な変化による更年期特有の症状をやわらげるためのホルモン補充療法も発達してきています。日々のちょっとした心がけを続け、ときには医療の力を借りて女性ホルモンとうまく付き合ってゆけば、髪も、お肌も、心も、グーンと健やかな状態を保ちやすくなりますよ。」(佐々木先生)


    健やかな美しい髪は、だれしもが憧れる理想の状態です。バランスの取れた食事やサプリメントを上手に取り入れながら、内面から髪、地肌、身体、心まで整え、健康で美しい髪へと作り上げてゆきましょう。また、悩んだときは一人で抱えずサロンやクリニックなどに気軽に相談することをオススメします。

  • 聖心美容クリニック
    東京院・横浜院医師佐々木 直美

  • 大阪市立大学医学部卒業。同大学医学部付属病院形成外科に勤務の後、2005年より聖心美容クリニックへ。女性ならではの視点・感性で、患者の気持ちをくみ取りながらのきめ細やかなカウンセリングに定評がある。一方で「気楽に何でも話せるように」と常に親しみやすい雰囲気づくりを大切にしており、最終的に患者が幸せになれるよな診療を心がけている。同院では美容外科医として多くの施術に携わる傍ら、アンチエイジングを目的とした「バイオアイデンティカルホルモン補充療法」の担当医としても診療にあたっている。

    https://www.biyougeka.com/

    聖心美容クリニック(東京ほか全国計9院)