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愛されサロンの舞台裏
愛されサロンの舞台裏

地域に根付き、多くのお客様が足繁く通うサロンには、また訪れたいと思わせる理由があるようです。先日、とあるサロンで行われたイベントを通して感じた“愛されサロン”の舞台裏をご紹介いたします。

SuR quatreのホスピタリティ

 神戸の中心地 三宮から地下鉄で30分ほど行った、閑静な住宅街にサロンを構えるSuR quatre(シュール カトル)。お店に入ると奥行きがあり、サロンの一角には個室も完備。天井も高く、開放感のある心地よい空間が広がっています。

 ここで働いているスタッフは、男女合わせて総勢17名。年齢もファッションテイストも違うが、皆わきあいあいとしていて、とても仲がよいことが伝わってきます。

 店長の木村安希浩さんは、大勢のスタッフの性格や得意分野を把握し、仕事がスムーズに進むように、ディレクターと一緒にスタッフ指導しているようです。

「特に意識しているのは、お客様をメインにした作業工程をどれだけスムーズに運ぶことができるか。仲は良いように見えますが、仕事に関することは上下関係がハッキリしています。例えば、お客様に対して自分たちがどのように動くと心地よく感じていただけるか、ということについては徹底的に指導するようにしています」(木村さん)

  • 伝えるべきことを
    スタッフ全員がしっかりシェア

    伝えるべきことを
    スタッフ全員がしっかりシェア
     神戸に5店舗展開しているが、その地域にマッチした店舗づくりを心がけており、店舗ごとに雰囲気が違う。客層も好みも違えば、そこで働くスタッフの個性も異なります。その中でスタッフがまとまるように、店長の木村さんを筆頭にスタッフ全員が毎日必ず行なっているのが、細かな情報共有。

    「予約状況はもちろん、前日の反省、今日の予定や目標、お客様についてなど、申し送りを徹底しています。特にトリートメントを担当しているケアチームは自発的に“もっとこうしよう”、という目標を毎日メンバーの前で発表していて、チームとしての意識を高めていますね」(木村さん)。

     SuR quatreでは、このチーム力を生かして、様々な取り組みにチャレンジし、お客様とスタッフとの共感性を高めることにも力を入れています。

  • スタイリストとケアリストの
    両者でサロンを盛り上げる

    スタイリストとケアリストの
    両者でサロンを盛り上げる
     ピトレティカをサロンに導入して1年以上。日々の自身へのご褒美的に来る方もいれば、定期的に訪れてヘッドスパを有効的に取り入れているお客様も増えているそう。ピトレティカの施術は、アシスタントを中心としたケアリストチームで構成。木村さんは、ヘアスタイルを整えるスタイリストになる前にヘアケアの知識や技術を学び、お客様とコミュニケーションすることで、将来のカウンセリングの幅が広がることを期待しているようです。

     「ヘアのことだけでなく、健康志向を意識した人が増えた今、食のことやエクササイズのことなど、幅広いコミュニケーションでお客様の心を掴むのは女性の方が上手いですよね。もちろん男性ならではのコミュニケーションの取り方もあり、お互いにいい刺激を受けているんじゃないかなと思います」(木村さん)

  • ピトレティカの技術から
    幅広い知識やコミュニケーションを学ぶ

    ピトレティカの技術から
    幅広い知識やコミュニケーションを学ぶ
     ピトレティカの技術は、これまでのヘッドスパの概念を大きく変えた、とケアチームスタッフは言います。

    「これまでヘッドスパというと、リラクゼーションのイメージが強かったんです。でもピトレティカは、ここまで力を入れてもいいの?と思うほどの施術だったり、頭蓋骨をつかむイメージでヘッドスパをしたり、これまでのヘッドスパとは全く違いますが、お客様からは驚きと同時に大変喜んでいただけています。ピトレティカを通じて、ケアに対する知識の幅は広がったと思います」。

     最上級のサロン施術を提供しつづけるために、ピトレティカでは筆記のほか実技テストに合格することが必要。そのため、スタッフ全員が協力しあい、頭の筋肉の名前を覚えたり、難しい生理学を頭に入れながら、日々練習を積んでいるという。

    「ピトレティカの学びは、ヘアケア以外にスタイリング技術に繋がる部分もあるので、お客様をトータルでカウンセリングする際にとても役立っているなと、スタッフを見ていて実感していますね」(木村さん)

     毛髪診断して、髪の悩みを聞きながら薦めているうちに、ピトレティカファンも少しずつ増え、今ではリピーターも多数。

    「施術を受けたことで、くせ毛がまとまりやすくなった、頭皮がスッキリした、その他、血流が良くなったことで顔がスッキリした気がする、目がぱっちり開くようになった気がして視界が広がった、など頭皮や髪の悩みだけでなく他の実感も得られたことでファンが増え、定着しましたね」(木村さん)

    多い方だと2ヶ月に1度受けているというから、お客様の意識の高さも伺えます。

  • スタッフ1人ひとりが責任を負うことで
    全体のチームワークを高める

    スタッフ1人ひとりが責任を負うことで
    全体のチームワークを高める

     

     チームワークの良さを生かし、先日ナイトスパのイベントを行ったという。日頃のお客様への感謝を伝えたい、特別感を味わっていただきたい、そういう気持ちで開催を決定。それに伴い今回のイベントでは、アシスタントからチームリーダーを決め、そのリーダーを中心にスタッフが動くという形をとったという。どういう流れで、どう演出するか、どういうアイテムを使うかなど、企画の内容をできるだけアシスタントたちだけで考えさせた。イベント当日は、普段サロンの中心的立場であるスタイリストや木村さんたちは、サポートに入る形でアシスタントチームがメインにイベントを行なった。

    「全員が何かしらの役割を与えられて、1人ひとりの責任感を持つことが、結局サロン全体のチームワークに役立つと考えています。お客様を喜ばせたいというサロンスタッフの気持ちは、きっとお客様にも伝わっていると思います」(木村さん)

  • スタッフのアイディアを集結させた
    ナイトスパ・イベント

    スタッフのアイディアを集結させた
    ナイトスパ・イベント
     イベント当日、スタッフはパリッとした白シャツと黒のズボンで統一。店内をキャンドルとお香で優しく満たし、ロマンティックな雰囲気を盛上げた。さらにヘッドスパ中は、ホットアイマスクを着用していただくなど非日常を演出。一方で、「頭皮の整体」というピトレティカ独自のアプローチで、日常生活で乱れてしまった自律神経のバランスを整え、お客様に心からのほぐしを提供しました。施術後は、ハーブティーをお出しし、シャンプー&トリートメントのミニボトルとブラシをポーチに入れてプレゼントするというサプライズまで!

     普段のサロンとは全く違う落ち着いた雰囲気と、新しい試みはお客様に大変喜ばれ、イベントは大好評のうちに幕を閉じることが出来た。丁寧なカウンセリングで、普段は気づかないような頭皮の悩み、夏場特有の匂いやベタつきなど、季節ならではの悩みも拾い上げて対応したことで、後日お客様から「その日はぐっすり眠れた」などのお声をいただいたという。この出来事もあり、スタッフ皆、イベントへの手応えを感じた様子。イベントの反省会は、その日のうちにスタッフ全員で共有。スタッフからは「もう少しスタート時間を遅らせて、夜の深さを際立たせたい」という意見や「タイムスケジュールの見直し」についてなど、次回を見据えた言葉が多かったと言います。そんなスタッフの言葉を聞いた木村さんは、どの内容もお客様を思うスタッフの細やかな思いやりから出た言葉だったと、改めてスタッフの成長を実感。

     その甲斐もありナイトスパ・イベントは、好評につき秋の開催も決定しています。

  •  サロンの裏側で、日々努力し、精進している若いスタッフと、ベテランのスタイリストによるチームワークが、サロンの活気を生んでいるのだということを実感できた今回のイベント。お客様に心地よく過ごしてもらいたい、という気持ちは皆一緒。同じ方向性を見ていることで、サロンのまとまりもぐっと高まるのを感じました。愛されサロンは、愛すべき“おもてなし”の精神が詰まったサロンのようです。ぜひ皆さんも、お近くの愛されサロンを探してみて!

SuR quatre

〒651-2275
兵庫県神戸市西区樫野台5-4-1

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