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コールドプレスジュースからスープまで、美人姉妹が手がける、大人気の「クレンジング・カフェ代官山」。代表の今泉牧子さんは、もともとフード業界にいたわけではなく、最初は小さな一室のエステサロンからはじめたのだという。なぜ今のような“インナービューティ”を考えるようになったのだろうか。
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豊かな人生のための
“ポジティブコスト”という考え クレンジング・カフェをopenした経緯を教えてください。
牧子さん
エステをしていく中で、お客様が良好な心身の状態をキープできない姿を目の当たりにしたことがきっかけなんです。せっかくお肌やボディが美しくなっても、コンビニやファーストフードがあちこちにあることもあって、便利だからつい必要以上に食べてしまう。せっかくエステでリセットするわけですから、何か他の形でキープできるモノやコトを提供してサポートできないか、と思いついたわけです。そんな時にちょうどNYに行ったのですが、サラリーマンやキャリアウーマンが、10ドルものお金を出して、ジュースを買っている姿が目に入ったんですよね。ジュースに10ドルって、安くないじゃないですか。それで興味を持って調べたら、これは“コールドプレスジュース”と言って、野菜やフルーツを元にしたフレッシュなジュースだとわかったんですよね。これを生活に取り入れることで自己管理をしているんだ、って知って衝撃を受けました。それまではアメリカ人というと太っているイメージがすごく強かったのですが、NYの街にはとてもスリムな方が多くて、ヨガウェアやマットを持参するようなセルフケアしている方がいっぱいだった。これを日本にも取り入れたい!って強く思ったんです。
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朋子さん
でも、誰もいいって言ってくれなかったよね(笑)1杯1000円のジュースを誰が買うの?って。
牧子さん
笑。すごく反対されましたけど、私たちは全然いける!って思っていました(笑)。本当にいいものは、受け入れられるはずだ、と。私はこの1000円を“ポジティブコスト”と呼んでいるんですけど、豊かな人生のためには支払うはずだ、と確信していました。
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朋子さん
それで、4坪の小さなスペースからスタートしたんです。4人たつと満員状態の(笑)。
牧子さん
お金も限られてたし、本当に思いだけで、PRもろくにできておらずで(笑)。そう、この名前にも実はすごくこだわりがあって。「○○ジュース」ってつけなかったのは、最初はジュースだけど、伝えたいことは“ライフスタイル”の一環としてモノやコトを提供したいって思っていたんです。本物を提供して、スタッフやお客様に伝えるのが使命だと考えていました。そのためには、時代が変わればジュースじゃなくてスープになるかも?おかゆになるのかも?とその時点で考えていたんですよね。
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生産者、スタッフ一丸となって
常に上を見て成長してブランドを作っていきたい -
カフェで使用しているジュースについてお伺いします。
ジュースについてのこだわり、素材…野菜や果物含めて教えてください。牧子さん
まず、自分が飲みたいと思うこと、そして身近な家族、スタッフ、周りの友達、子どもなど、大切な人に飲ませたいジュースを作ることを考えました。
こだわったのは、「作り置きをしないこと」。常にフレッシュな状態で出して、最高のジュースを楽しんでもらうことにしたいと思いました。それを実現するために重要視にしているのが、その野菜を提供してくださる農家さんとの信頼関係です。無農薬で、土壌検査までしている農家さん、井戸水を使っている農家さん、ものすごく甘くて涙が出るほど感動してしまうような野菜やフルーツを作っている、こだわりを持った農家さんたちばかりなんです。だから、「野菜を捨てないこと」。これもこだわった点です。沖縄から京都、千葉まで実際農家さんの現場に行って、関係性を築くことに注力しました。いいなと思う農家さんのところへはすぐに行く。百聞は一見にしかずじゃないですけど、実際にこの目で見ることを重視しました。最初はなかなか心を開いてくれなかった農家の方達も、真摯に私たちの想いを伝えることで、だんだんと打ち解けてくれた。人間の繋がりってこういうことですよね。今、こうやって広がってからも、実際にうちを取材してくれた雑誌を持って行って見せたりしてるんです。とても喜んでいただけています。
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だから、「野菜を捨てないこと」。これもこだわった点です。沖縄から京都、千葉まで実際農家さんの現場に行って、関係性を築くことに注力しました。いいなと思う農家さんのところへはすぐに行く。百聞は一見にしかずじゃないですけど、実際にこの目で見ることを重視しました。最初はなかなか心を開いてくれなかった農家の方達も、真摯に私たちの想いを伝えることで、だんだんと打ち解けてくれた。人間の繋がりってこういうことですよね。今、こうやって広がってからも、実際にうちを取材してくれた雑誌を持って行って見せたりしてるんです。とても喜んでいただけています。
朋子さん
農家さんもだけど、カフェの場所についてもすごく大切にしているよね。代官山に引っ越して来た時もそう。
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牧子さん
本当にそうだよね。目的を持ってお客様が来てくださるんですよね。だからこそ、気持ちのいい場所にしたいと思ったんです。自分たちで作っているのだからこそ、その場所の気の巡りもいいところがいいなと思って。スタッフの接客や人間関係など、愛情とか優しさが溢れているような場所でジュースを作りたい。それもジュースに反映されると思ったんですよね。「クレンジング・カフェ」というブランドは、私一人で続けていくことは絶対に無理で、スタッフ、農家さんとつながっていかないと成長も止まってしまう。やるからには最先端で、成長し続けたい、という思いがあります。農家さんや工場の方の協力なしでは今のクレンジング・カフェはないと思うので、なるべくコミュニケーションをとって、繋がりを大切にしています。
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いろんなジュースブランドが後から立ち上がって来たことについてはどんな風に捉えていましたか?
いろんなジュースブランドが後から立ち上がって来たことについてはどんな風に捉えていましたか?
牧子さん
気にならないといったら嘘になりますけど…。「それはそれ。これはこれ。」、と割り切るようにしていったんですよね。そうすると自然と、自分たちらしくやろう、真似されないオリジナリティを「クレンジング・カフェ」でしっかり作っていこうって思えるようになったんです。いい意味で吹っ切れたんだと思います。どうせ仕事をするからには、もっと上を見たい、というのが常にありますね。
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ピトレティカ×クレンジング・カフェのコラボレーション企画
ヘアケアとジュース。異色とも思えるこの斬新なコラボレーションを実行して、見事大成功を収めた。
このことから、今夏第二弾のコラボレーションが決定。 -
ピトレティカについての印象を聞かせてください。
ピトレティカについての印象を聞かせてください。
牧子さん
ピトレティカさんの商品に対する、こだわりや考え方がいいなあ、と思っていたのですが、「前向きな女性を応援する」というコンセプトにものすごく共感していましたね。「クレンジング・カフェ」もまさに女性を応援したいという気持ちを常に思っていたので…。20代の若い時に独立をしたので、働くことの大切さを知っていて、楽しさを伝えたいと常々思っていて、お声がけいただいた時もすごくいいタイミングだったと思います。
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ピトレティカとコラボレーション企画をやろうと思ったきっかけは?
牧子さん
プロユースのヘアケアブランドさんと初めてコラボさせていただいたんですけど、ヘアケアって外側からのアプローチに力を入れているところが大半だと思うので、内側のアプローチ、ストレスに向き合う、というピトレティカのコンセプトは響きましたね。現代の女性たちは仕事にプライベートにとても忙しい。でも自分をきちんとケアしたい、という方がクレンジング・カフェに来てくださっていると思うんですよ。先ほども言いましたけれども、ここへは目的を持って来てくださる。それはピトレティカを導入されているヘアサロンも同じですよね。意識が高い人がやって来る場所。実は、コラボの話もよくいただくんですが、コンセプトや方向性が違ったりするとお断りすることもあるんです。お互いのブランドの相乗効果がないと意味がないと思うので、このお話はすごくお互いのプラスになると感じました。
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2月にコラボレーション企画を行ってみた反響はいかがでしたか?
2月にコラボレーション企画を行ってみた反響はいかがでしたか?
牧子さん
お祭りみたいで盛り上がってました。いろんなところから美容師さんがきてくれたので嬉しかったですね! 次はどうするかまだ決まっていない時点で、ヘアサロンさん側に次は何をするの?と聞かれたり。これはやるしかない、って(笑)。美容師さんてすごくハードな仕事だと思うので、ジュースを飲んで健康を意識してもらえるようになったらすごく嬉しいなと思ってます!
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オリジナルジュースの特徴を教えて下さい。
オリジナルジュースの特徴を教えて下さい。
牧子さん
ピトレティカのコンセプトに合わせて作りました。ピトレティカのバランスシリーズのイメージに合わせた色味やメンタルなどを食材で表現する、という今までにない試みに挑戦したオリジナルジュースです。
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オリジナルジュースを作るにあたり大変だったことを教えてください。
牧子さん
身体や髪にもいい食材選びはもちろん、見た目の美しさにはこだわりましたね。特に色を出すのに苦労しました。素材をどうするか…スピルリナや紫キャベツを使ったり、色を組み合わせると濁ったりしてしまうので、美しく、栄養価も高く、ということで試作は何回もやり直しました。サロンの方に色を見てもらったり、試飲もしてもらったり。最終的には「素敵!」といっていただけて非常に満足しています。今回のコラボレーションも今から楽しみです!
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お家でできるデトックス
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クレンジング・カフェさんが考えるお家で簡単にできるデトックス法を教えてください。
牧子さん
やはり、溜めないことでしょうか。そのために、自分の生活自体を豊かにすることを心がけてますね。例えば、お花を買って飾ったり、友達にプレゼントをしたり、それから巡りを良くするためにも運動も定期的に行っています。それから、本や雑誌を読むことも多いです。旅行はしょっちゅうではありませんが、行きますね。どちらかというと、リゾートでゆっくり、というよりはNYのような刺激の多い場所に(笑)。つい、自分にとってプラスになるモノやコトを探してしまう。それが逆に自分にとってリラックスにもなったりしているんです。ここ数年は頑張る時期だと思っているので、5年後くらいにはハワイに行って、ゆっくりリゾートを満喫したいな(笑)。
クレンジング・カフェ的にいうと、1ヶ月に1度クレンジングは行いますね。身体の中からスッキリとデトックスすることでリセットできます。物事も1ヶ月単位で考えるとすごくうまくいくと思うんです。焦らず、じっくり、でも時間を決めて物事に取り組み、そこにうまくクレンズ習慣を組み合わせることじゃないでしょうか。
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最後に、クレンズジュースについて一言お願いします。
最後に、クレンズジュースについて一言お願いします。
牧子さん
健康は習慣だと思います。期間限定でやるというよりも、毎日の習慣を意識して続けること。身体や心に向き合っていると、ちょっとした自分の変化や不調にも気づけるはず。その日常の中にコールドプレスジュースやスープを取り入れてもらえれば、こんなに嬉しいことはないですね。